-阿里山森林鉄路に乗る-
2016年6月11日、今日は1日かけて阿里山森林鉄路に乗る。
阿里山森林鉄路は嘉義から沼平を結ぶ本線格の阿里山線と、阿里山からいくつかの支線を運行している登山鉄道である。
始点の嘉義から終点の沼平までの高低差は2200メートル以上もあり、急峻な地形をいくつものループ線やスイッチバックで登っていく。
そのため大雨が降れば土砂崩れや倒木などの災害が起きやすく、死亡事故も発生している。
なんとか頑張って復旧工事が終わり、再開しようとしたらまた台風が来て土砂崩れとなり、現在も阿里山線は奮起湖から終点の沼平までは運休している。
※利用する際は最新の情報を調べてください
できれば奮起湖から先、終点の沼平まで乗りたかったが、獨立山の3重ループは体験できるし、奮起湖駅の標高も1405メートルと十分高い。登山鉄道らしさは十分体感できると思われる。
まずは高鐵で嘉義を目指す。台北を8時5分に発車。
6月は台湾も梅雨の時期で、すでに低い雲が空を覆っている。
高鐵嘉義駅から台鐵嘉義駅までは連絡バスではなくタクシーを使った。
すでにかなりの雨が降っていたが、運転手さんは時速100キロで飛ばしながら、時々携帯電話でメールなどをチェックしていた。味わう必要のないスリルを味わった。とりあえず前を見て運転して欲しいな・・・。
台鐵嘉義駅に阿里山森林鉄路の切符売り場があるが、私は前日、インターネットで予約していた切符を手に入れていたので、そのまま改札を通った。
阿里山森林鉄路阿里山線の列車は全席指定な上に人気があるので、事前に予約しておくのがよい。公式サイトから予約ができる。
阿里山森林鉄路の予約システムは座席の細かな割り当てまでできないようで、私は一人なのに二人がけの座席が割り当てられていた。
家族連れと思われる若い台湾人女性に、座席を替わって欲しいと頼まれた。
私が一人がけの座席に移動すれば、家族4人がまとまって座れる。
自分も一人なのに二人がけの座席にいるのは落ち着かないし、知らない人と同じ座席というのも落ち着かないので一人がけの座席がいい。
座席を替わったら、パンフレットを持ってるか聞かれたので持っていないと答えると、森林鉄路のパンフレットをくれた。
10時ちょうど、ガコンと列車が動き始めた。
2時間20分かけて、標高1405メートルの奮起湖駅を目指す。
民家の軒先をかすめるように走る。
登山鉄道と言っても、最初からいきなり山を登るわけではないようだ。
手を伸せば民家に触れられそうだし、生活の色がとても濃い。
家の裏に台所があったりトイレがあったり・・・。
家族連れと思われる若い台湾人女性に、座席を替わって欲しいと頼まれた。
私が一人がけの座席に移動すれば、家族4人がまとまって座れる。
自分も一人なのに二人がけの座席にいるのは落ち着かないし、知らない人と同じ座席というのも落ち着かないので一人がけの座席がいい。
座席を替わったら、パンフレットを持ってるか聞かれたので持っていないと答えると、森林鉄路のパンフレットをくれた。
10時ちょうど、ガコンと列車が動き始めた。
2時間20分かけて、標高1405メートルの奮起湖駅を目指す。
民家の軒先をかすめるように走る。
登山鉄道と言っても、最初からいきなり山を登るわけではないようだ。
手を伸せば民家に触れられそうだし、生活の色がとても濃い。
家の裏に台所があったりトイレがあったり・・・。
雨と湿気で窓が曇っているので、窓を開けて写真を撮っていた。
しかし、雨脚も強まって窓を少し開けているだけでもカメラが濡れるので、写真を撮るのも難しくなってきた。
残念なことに、阿里山森林鉄路の写真はほとんど無い。
獨立山の3重ループ線も、なんとなくぐるぐる回ってるなというのが分かるくらいだった。晴れていたらまた違う感想が出てくると思う。
しかし、雨脚も強まって窓を少し開けているだけでもカメラが濡れるので、写真を撮るのも難しくなってきた。
残念なことに、阿里山森林鉄路の写真はほとんど無い。
獨立山の3重ループ線も、なんとなくぐるぐる回ってるなというのが分かるくらいだった。晴れていたらまた違う感想が出てくると思う。
外も見えにくいし、2時間以上走り続けているので乗客も飽きてしまったようで、ほとんどの人が眠っている。
なんとか窓を開けて外を見てみると、山は垂直かと思うほど険しく切り立ち、そこを濁った水が激しく流れている。事故に巻き込まれなければいいけど・・・。
もうすぐ終点の奮起湖というところで列車が急停車した。
この大雨だから倒木とかあってもおかしくない。
しかし、こういうときは慌てる気持ちもなく、どうにかなるという思いしかない。
5分ぐらいしたら列車は動き始めた。
少し走ってまた急停車した。
車両の調子が悪いのだろうか。
小さな機関車で客車を引っ張り、急勾配をずっと登ってきたのだ。
またすぐ列車は動き始めた。
なんとか窓を開けて外を見てみると、山は垂直かと思うほど険しく切り立ち、そこを濁った水が激しく流れている。事故に巻き込まれなければいいけど・・・。
もうすぐ終点の奮起湖というところで列車が急停車した。
この大雨だから倒木とかあってもおかしくない。
しかし、こういうときは慌てる気持ちもなく、どうにかなるという思いしかない。
5分ぐらいしたら列車は動き始めた。
少し走ってまた急停車した。
車両の調子が悪いのだろうか。
小さな機関車で客車を引っ張り、急勾配をずっと登ってきたのだ。
またすぐ列車は動き始めた。
10分ほどの遅れで終点の奮起湖駅に着いた。
見ての通りの土砂降りで、観光どころではない。
見ての通りの土砂降りで、観光どころではない。
大雨でもやたらと人が多い。阿里山は人気の観光地なのだ。
駅前はこんな感じ。本来なら観光したいところだが、傘を差しても濡れるほどの雨だから諦める。
写真奥に怪しい老人の看板が見えるが、ここ奮起湖は駅弁が有名で、そのなかでも有名な駅弁屋さんである。
写真奥に怪しい老人の看板が見えるが、ここ奮起湖は駅弁が有名で、そのなかでも有名な駅弁屋さんである。
私はそのお店には入らず、駅を出たところにあるお店に入った。
駅弁を買うのだが、日本語のメニューはなくてどれがどれなのかよく分からない。
お店のおばちゃんが英語で何か言っているが、台湾訛りなのでこれまた聞き取れない。
よく聞いていると、チキンかビーフかポークか聞いているようだ。
ということでチキンを選ぶ。お弁当と空のカップを渡される。
建物がL字になっているので入口では分からなかったが、ここもかなり混雑している。
空いている席を探していたら、店員さんがほかのお客に話しかけて詰めるように言ってくれた。中国語が分からないので助かる。店員さんは、スープがあるから自分で好きなのを注いでねというようなことも言った。中国語だから分からないけど、ジェスチャーでなんとなく。
駅弁を買うのだが、日本語のメニューはなくてどれがどれなのかよく分からない。
お店のおばちゃんが英語で何か言っているが、台湾訛りなのでこれまた聞き取れない。
よく聞いていると、チキンかビーフかポークか聞いているようだ。
ということでチキンを選ぶ。お弁当と空のカップを渡される。
建物がL字になっているので入口では分からなかったが、ここもかなり混雑している。
空いている席を探していたら、店員さんがほかのお客に話しかけて詰めるように言ってくれた。中国語が分からないので助かる。店員さんは、スープがあるから自分で好きなのを注いでねというようなことも言った。中国語だから分からないけど、ジェスチャーでなんとなく。
ご飯の上にはでかい骨付きの鶏肉がのっている。台湾の伝統的なスタイルの駅弁だ。
ご飯とおかずが仕切られている日本の駅弁に慣れていると、おかずとごはんが混ざっているのは抵抗が少しあるが、鶏肉以外のおかずもご飯に合う味だった。
メインの鶏肉も柔らかく、香辛料などの匂いもきつくなかったので食べやすい味だ。
写真に写っていないが、スープもたけのこがたくさん使われていておいしい。
ご飯とおかずが仕切られている日本の駅弁に慣れていると、おかずとごはんが混ざっているのは抵抗が少しあるが、鶏肉以外のおかずもご飯に合う味だった。
メインの鶏肉も柔らかく、香辛料などの匂いもきつくなかったので食べやすい味だ。
写真に写っていないが、スープもたけのこがたくさん使われていておいしい。
昔使われていたシェイ式蒸気機関車もある。
シェイ式蒸気機関車は登山鉄道や森林鉄道など、勾配のきつい鉄道でよく使われていた。
シェイ式蒸気機関車は正面から見ると普通の蒸気機関車とあまり変わらないように思えるが、側面に蒸気エンジンが取り付けられている。
エンジンのピストン運動により歯車がついた軸を回し、車輪に動力が伝わる。全ての車輪を駆動輪にすることができるため、登山鉄道では有利になる。
正面から見たら小さい機関車だと思ったが、側面のこの機構を見ると迫力がある。
蒸気機関車には興味があまりないが、あまりにも機械らしい構造に惹かれた。
車庫の中には友好提携を結んでいる世界の鉄道の解説も書かれている。
獨立山3重ループ線の模型と解説もある。
相変わらず雨が降り続けている。
帰りの列車まで暇だから、車両を眺める。
木の枝や葉っぱが乗っかっている。
そういえばバサバサと木の枝が当たる音がしていた。
帰りの列車でも外は見えないから寝てしまった。
2時間20分かけて再び嘉義に戻ってきた。
ここから台北に帰るが、高鐵ではなく台鐵で帰ろうと思う。
自強号で帰ります。
台湾に来て初めての自強号だ。
台湾にはジャイアントという自転車のメーカーがある。ほかにも欧米の自転車メーカーの工場があったりするので、自転車は結構メジャーなスポーツだ。
この自強号は先頭車の半分が自転車置き場になっていて、ツーリングを楽しんだ人たちが自転車をそのまま列車に乗せていた。
私も自転車をやるので、このサービスはうらやましく思った。
日本も台湾と同じ島国で人口も過密。鉄道の利用客も多く、条件は似てると思うのでできなくはないと思う。日本でもこういう列車が増えればいいなぁ・・・。通勤路線は無理としても。
4時間かけて台北に戻った。
時刻は21時を過ぎている。腹が減った。
地下鉄に乗って中山駅へ。
しばらく歩いて天喜迷你火鍋というお店に。
名前の通り、鍋が食べられるお店です。
場所はここ↓
このお店の特徴は一人で鍋を食べられるということ。
店内はカウンターのみで、U字テーブルにコンロが埋め込まれている。
気軽に一人で鍋が楽しめるようになっている。
英語は通じない。日本語は簡単なものであればしゃべれる店員さんもいる。
注文は台湾でよくある伝票に欲しいものを書き込むタイプなので難易度も高くはない。タレや薬味などの追加はセルフサービスになっている。
注文したらまずタレが置かれる。
醤油ベースのタレだ。青ネギがたくさん入っているのが嬉しい。
コンロに鍋が置かれ・・・
肉が置かれた。
とりあえず無難に牛肉の鍋にしてみた。
鍋の中には野菜のほかには魚のつみれ、あとはよく分からない揚げものが入っている。
味はおいしかった。めちゃくちゃうまいわけでもないけど、一人の時はまた来ようと思う。
ということで、台湾での4日目が終わった。
【続きはこちら↓】
台湾の鉄道に乗りまくったお話 1日目
台湾の鉄道に乗りまくったお話 2日目
台湾の鉄道に乗りまくったお話 3日目
台湾の鉄道に乗りまくったお話 5日目
台湾の鉄道に乗りまくったお話 6日目
台湾の鉄道に乗りまくったお話 最終日
みうらちゃん旅情で人を高揚させる記事うまいな
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