九州横断ツーリング 2日目
前日チェックインしたときに従業員から、阿蘇が一番きれいなのは早朝だと言われ、おすすめのサイクリングコースを教えてもらった。
早朝4時半に起き、5時から走りに行った。
朝日に照らされる山が美しい。
朝日に照らされる山が美しい。
上っているのは昨日行ったラピュタの道。通行止めだがホームページには「車やバイクの通行は禁止しています」と書かれていた。つまり、自転車ならいいのかもしれない。地元の人が言うには、あそこはちょっと大げさだから、ちょっと雨が降るとすぐ通行止めになるの。自転車なら走っても問題ないよと言われた。なるほど、やっぱり走ってもいいのか。
少し上るだけで木が少なくなる。
街を見下ろすと靄がかかっていた。運がよければ雲海も見れるという。私が泊まる3日前にも発生したらしい。しかしこの日は、靄はかかっていたが雲海は出ていなかった。残念ではあるが、早朝の少し寒いくらいの空気の中、このような景色を見れるのはそれだけでもうれしい。
斜度は10%ぐらいある。振り返るとぐねぐねに曲がった道が見える。
頂上まで登ってきた。あぁ、とてもさわやかな気分だ。
このあと上ってきた道を引き返し、旅館に戻って朝風呂を楽しんだ。
このあと上ってきた道を引き返し、旅館に戻って朝風呂を楽しんだ。
朝食はうれしい和食だった。サラダと漬け物はバイキング方式になっている。ちなみに鍋の中はベーコンでした。
朝食のあと部屋に戻って1時間ぐらい寝た。そして、あか牛丼で有名ないまきん食堂へ行った。
昨日の夕飯で食べたあか牛の焼肉、確かにおいしかったが、このいまきん食堂のあか牛丼を食べて確信に変わった。
これは赤身が好きな人におすすめできるお肉です。赤身だけど柔らかい。しかし、確かな歯ごたえもある。そして旨味もある。そして、値段が安い。このどんぶりで1200円で、おにぎりは120円だった。昨日の焼肉は3000円ちょうど。
おそらくこれがあか牛なのかな?阿蘇山へ上る道にいました。この子も食べられるのでしょう。ごちそうさまです!
あか牛丼を食べたあとは、阿蘇山へ走りに行きました。
しばらくは杉の中を走る。
こんな標識もここならではな感じです。実際に道路に出てる牛や馬を見かけることはなかったです。柵のあたりにいる牛はいましたが、ここから出られないことが分かっているのか、じっとしていました。
水たまりの中でぼーっとしている牛。気持ちいいのか、ずっとここから動こうとはしなかった。
最初は勾配も緩く、これはもしかしたら余裕ではないのかと思っていたが、やがて10%ほどのきつい坂道に。
宿を出て2時間で頂上に着きました。
空気は冷たく爽やかで心地よい。眼下に広がる街がとても小さく映る。阿蘇山を上ったという達成感を増幅させてくれる。うれしいし景色もきれいだし、空気もおいしい。こんなにうれしい事ってあるかなと、しばらくベンチに座ったまま、半ば放心状態になっていた。
おもしろい形をした山が見えます。
反対側は火口が見えます。今も火山活動は活発で、白い煙が上っています。
時々あの温泉のような臭いも風に乗って飛んできます。
時々あの温泉のような臭いも風に乗って飛んできます。
草むらの中で休んでいる猫。こんなところにも猫がいるのか・・・。
できるだけ火口に近づいてみようと思いました。
火口近くにはこのような昭和臭漂うレストランと、写真左側に火口へ行くロープウェー乗り場があります。私が訪れたときは規制でここから先へは行けなかったので、ロープウェーもお休み。
地元の人が言うには、ここはいつも規制がかかっている。これが当たり前なんだそうだ。だから、ロープウェーで火口まで行くことは滅多にできないと言っていた。
道路の隅に何か溜まっているなと思ったら灰だった。なるほど、これが灰か。火山灰なんてそう滅多に見ることはないもんなぁ。ほかの観光客はあまり気にしてないみたいだったけど、自分はしばらく触ったり突っついたりして感触を確かめた。とても細かい粒で、サラサラしていた。
火口の方を見る。今まで見てきた緑色の大地とは違う。茶色でゴツゴツした荒々しい風景が広がる。
上りは北から上っていったが、下りは引き返さずに南側へと下る。
少し下れば緑色の世界に戻る。
舗装が悪いところも多く、制限速度は30キロ。所々40キロ出せるところがある。
南側のルートもなかなか険しいようだ。つづら折れの道が続く。
麓の村まで降りてきました。田植えの時期なので、どの田んぼも水が張ってあります。
やってきたのは日本一長い駅名でおなじみの「南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅。
無人駅だがかわいらしくも立派な駅舎が建っている。
中は無人の図書館になっている。
駅のホームからの景色。どこを見ても田んぼ。今は田植えの時期だから苗も小さいけど、7月ぐらいになるともっと青々とした田んぼが見れるに違いない。田んぼ好きにはたまらない景色だ。
宿に戻り、温泉に入って疲れと汗を落とす。
そして、今日の夕飯は何にしようかとパンフレットを見て悩む。ここに来てからあか牛に関する料理ばかりなので、たまには違うものも食べたいなと思い、もつ鍋屋に行くことに。空席があるかどうか電話したら満席だと言われた。
仕方ないのでほかに行きたい店を探していると・・・・やはりあか牛を使った料理を出しているお店に行くことになった。
お邪魔したのは炉里庵という洋食のお店。
まずはメインの料理が出てくるまでのおつまみとして、燻製ウインナーを頼む。1人前で8本も出てきた。ボリュームが多い。
基本的に地方に行くと食べ物も安いし量が多くなる気がする。うちの地元でもそうだ。
しばらくしてやってきたのがあか牛のハンバーグ定食。こちらも相当なボリュームだ。
写真では分かりにくいが、中がレアだ。レアのハンバーグを食べたのは初めてだ。味は言うまでもなくおいしい。やっぱりミンチにしても赤身の旨味がたっぷり詰まっている。
私は満腹になってホテルへ戻った。
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