2016年6月28日火曜日

九州横断ツーリング 3日目

九州横断ツーリング 3日目
いよいよツーリングも最終日。つまり、家に帰らなくてはならない。最後にして最大のミッションが待っている。
道のりは阿蘇から別府まで約100キロちょっと。フェリーの時間が16時45分発。100キロ走るなら走行時間は5時間、休憩2時間の計7時間はかかる。逆算し、さらに余裕も持って8時半には宿を出ることにした。
朝食は昨日と同じかと思った。ほかのテーブルを見ても、昨日と同じメニューが並んでいる。しかし、案内されたぼくの席には昨日と違う料理が並んでいた。連泊だからそのあたり配慮してくれているのだろうか。写真を取り損ねたが、和食でとてもおいしかった。
部屋に戻って荷物をまとめる。



この景色も見納めである。そう思うと名残惜しい。もっと景色を見ておけばよかったなと思う。
部屋を出てフロントに荷物を預け、2日間お世話になった宿の従業員さんにお礼を言ってチェックアウトする。



ルートは国道57号を豊後竹田まで走り、そこから国道502号で三重町、国道326号と国道10号で別府まで行くルートにした。若干遠回りに見えるが、ずっと57号を走るルートに比べて勾配が少ないのと、交通量も少ないだろうという予想でこのルートになった。



最初にして最大の難関である滝室峠を上る。ここさえ超えてしまえば、阿蘇の外輪山を抜けるので下り坂がメインとなるはず。


非常に名残惜しい気持ちで阿蘇の街を見る。滝室峠を越えてしまえば、阿蘇の街は見えなくなる。


地形の険しさが伺える。傾斜もそれなりにある。



宿を出て90分。滝室峠を越える。山の空気がとても冷たい。気温は14度ほど。冬用のジャージを着てきて正解だった。



滝室峠から30分も走らないうちに大分県に入った。さようなら熊本県。また来ます。



豊肥本線の下をくぐる。石積みの橋脚が渋い。



大分県竹田市を過ぎ、国道502号へ入る。交通量はとても少なく快適に走れるのだが、車が少なすぎるのもなんだか寂しく、曇りという天気もあってなんだか不気味である。



コンビニで休憩。どう見ても全国チェーンではないコンビニだ。店内では焼きたてのパンや、お総菜、手作りのおにぎりなんかが売られていてびっくりした。全国チェーンのコンビニなんかより全然いいじゃないか。
このときはたいしてお腹も減ってなかったので、カロリーメイトを2本食べただけだった。



大野川沿いを走る。今にも雨が降りそう。空が重い。



これほどわかりやすいバス停があるだろうか。確かに山奥ではあるが・・・。



犬飼あたりで雨がぽつぽつ降り始めた。本格的に降り始めたら輪行しようと思ったが、別府まであと30キロほどだ。なんとか本降りにならないようにと思っていたらすぐ止んだ。



USA!USA!



犬飼から40分ほど走ると、文明の香り漂う風景が広がってきた。やった、生きて帰ってきたぞ!と思う。しかし旅はまだ終わりではない。



「かんたん」と書かれた標識。いったい何がかんたんなのか。漢字でどう書くのか分からない。



15時30分頃、別府に到着した。船の時間は16時45分だから、かなり余裕を持っていいペースで走れた。ちなみに写真を撮り忘れたが、お昼は豚骨ラーメンだった。



帰りのフェリーは運のいいことに、新造船あかつき丸だった。2基ある煙突がかっこいい。



短距離のフェリーとは思えない豪華さだ。さすが新造船だ。



カーペットが空いていたので、ここでごろごろすることにする。



フェリーは楽でいい。寝っ転がってぼーっとしていれば目的地に着く。列車やバスではそうはいかない。それに、フェリー最大のメリットは自転車を分解せずに乗せられること。電車に乗せるには分解して輪行袋に入れなければならない。その手間が要らないので便利だ。
ちなみに、船でも輪行すれば手荷物となるので、自転車の料金を取られない。だからフェリーでも輪行する人は多いみたいだが、それだとフェリーのメリットを享受できないので、ぼくはいつも自転車の料金を払って乗せることにしている。



フェリーは約3時間かけて、別府から愛媛県の八幡浜港に到着した。港から八幡浜駅は近い。ここからは輪行して帰ることになる。昔は別府から松山に行くフェリーがあったんだけどなぁ・・・。ほんと、不便な時代になった。



特急列車の中は空席ばかり。快適だけどJR四国の利益が気になる。



21時40分頃、松山駅に着いた。夜も遅いと開いてるお店は牛丼屋ぐらいか。私は松屋でご飯を食べて帰ったのでした。

わずか3日間だけでしたが、私に一瞬でも関わってくれた皆様、本当にありがとうございます。おかげで楽しい旅になりました。またお邪魔したいなと思います。

九州横断ツーリング 2日目

九州横断ツーリング 2日目
前日チェックインしたときに従業員から、阿蘇が一番きれいなのは早朝だと言われ、おすすめのサイクリングコースを教えてもらった。




早朝4時半に起き、5時から走りに行った。
朝日に照らされる山が美しい。



上っているのは昨日行ったラピュタの道。通行止めだがホームページには「車やバイクの通行は禁止しています」と書かれていた。つまり、自転車ならいいのかもしれない。地元の人が言うには、あそこはちょっと大げさだから、ちょっと雨が降るとすぐ通行止めになるの。自転車なら走っても問題ないよと言われた。なるほど、やっぱり走ってもいいのか。



少し上るだけで木が少なくなる。



街を見下ろすと靄がかかっていた。運がよければ雲海も見れるという。私が泊まる3日前にも発生したらしい。しかしこの日は、靄はかかっていたが雲海は出ていなかった。残念ではあるが、早朝の少し寒いくらいの空気の中、このような景色を見れるのはそれだけでもうれしい。



斜度は10%ぐらいある。振り返るとぐねぐねに曲がった道が見える。



頂上まで登ってきた。あぁ、とてもさわやかな気分だ。
このあと上ってきた道を引き返し、旅館に戻って朝風呂を楽しんだ。



朝食はうれしい和食だった。サラダと漬け物はバイキング方式になっている。ちなみに鍋の中はベーコンでした。



朝食のあと部屋に戻って1時間ぐらい寝た。そして、あか牛丼で有名ないまきん食堂へ行った。
昨日の夕飯で食べたあか牛の焼肉、確かにおいしかったが、このいまきん食堂のあか牛丼を食べて確信に変わった。
これは赤身が好きな人におすすめできるお肉です。赤身だけど柔らかい。しかし、確かな歯ごたえもある。そして旨味もある。そして、値段が安い。このどんぶりで1200円で、おにぎりは120円だった。昨日の焼肉は3000円ちょうど。



おそらくこれがあか牛なのかな?阿蘇山へ上る道にいました。この子も食べられるのでしょう。ごちそうさまです!



あか牛丼を食べたあとは、阿蘇山へ走りに行きました。



しばらくは杉の中を走る。



こんな標識もここならではな感じです。実際に道路に出てる牛や馬を見かけることはなかったです。柵のあたりにいる牛はいましたが、ここから出られないことが分かっているのか、じっとしていました。



水たまりの中でぼーっとしている牛。気持ちいいのか、ずっとここから動こうとはしなかった。



最初は勾配も緩く、これはもしかしたら余裕ではないのかと思っていたが、やがて10%ほどのきつい坂道に。



宿を出て2時間で頂上に着きました。
空気は冷たく爽やかで心地よい。眼下に広がる街がとても小さく映る。阿蘇山を上ったという達成感を増幅させてくれる。うれしいし景色もきれいだし、空気もおいしい。こんなにうれしい事ってあるかなと、しばらくベンチに座ったまま、半ば放心状態になっていた。



おもしろい形をした山が見えます。



反対側は火口が見えます。今も火山活動は活発で、白い煙が上っています。
時々あの温泉のような臭いも風に乗って飛んできます。



草むらの中で休んでいる猫。こんなところにも猫がいるのか・・・。



できるだけ火口に近づいてみようと思いました。



火口近くにはこのような昭和臭漂うレストランと、写真左側に火口へ行くロープウェー乗り場があります。私が訪れたときは規制でここから先へは行けなかったので、ロープウェーもお休み。
地元の人が言うには、ここはいつも規制がかかっている。これが当たり前なんだそうだ。だから、ロープウェーで火口まで行くことは滅多にできないと言っていた。



道路の隅に何か溜まっているなと思ったら灰だった。なるほど、これが灰か。火山灰なんてそう滅多に見ることはないもんなぁ。ほかの観光客はあまり気にしてないみたいだったけど、自分はしばらく触ったり突っついたりして感触を確かめた。とても細かい粒で、サラサラしていた。



火口の方を見る。今まで見てきた緑色の大地とは違う。茶色でゴツゴツした荒々しい風景が広がる。



上りは北から上っていったが、下りは引き返さずに南側へと下る。



少し下れば緑色の世界に戻る。



舗装が悪いところも多く、制限速度は30キロ。所々40キロ出せるところがある。



南側のルートもなかなか険しいようだ。つづら折れの道が続く。



麓の村まで降りてきました。田植えの時期なので、どの田んぼも水が張ってあります。



やってきたのは日本一長い駅名でおなじみの「南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅。



無人駅だがかわいらしくも立派な駅舎が建っている。



中は無人の図書館になっている。



駅のホームからの景色。どこを見ても田んぼ。今は田植えの時期だから苗も小さいけど、7月ぐらいになるともっと青々とした田んぼが見れるに違いない。田んぼ好きにはたまらない景色だ。

宿に戻り、温泉に入って疲れと汗を落とす。
そして、今日の夕飯は何にしようかとパンフレットを見て悩む。ここに来てからあか牛に関する料理ばかりなので、たまには違うものも食べたいなと思い、もつ鍋屋に行くことに。空席があるかどうか電話したら満席だと言われた。
仕方ないのでほかに行きたい店を探していると・・・・やはりあか牛を使った料理を出しているお店に行くことになった。



お邪魔したのは炉里庵という洋食のお店。
まずはメインの料理が出てくるまでのおつまみとして、燻製ウインナーを頼む。1人前で8本も出てきた。ボリュームが多い。
基本的に地方に行くと食べ物も安いし量が多くなる気がする。うちの地元でもそうだ。



しばらくしてやってきたのがあか牛のハンバーグ定食。こちらも相当なボリュームだ。



写真では分かりにくいが、中がレアだ。レアのハンバーグを食べたのは初めてだ。味は言うまでもなくおいしい。やっぱりミンチにしても赤身の旨味がたっぷり詰まっている。
私は満腹になってホテルへ戻った。