2016年6月28日火曜日

九州横断ツーリング 2日目

九州横断ツーリング 2日目
前日チェックインしたときに従業員から、阿蘇が一番きれいなのは早朝だと言われ、おすすめのサイクリングコースを教えてもらった。




早朝4時半に起き、5時から走りに行った。
朝日に照らされる山が美しい。



上っているのは昨日行ったラピュタの道。通行止めだがホームページには「車やバイクの通行は禁止しています」と書かれていた。つまり、自転車ならいいのかもしれない。地元の人が言うには、あそこはちょっと大げさだから、ちょっと雨が降るとすぐ通行止めになるの。自転車なら走っても問題ないよと言われた。なるほど、やっぱり走ってもいいのか。



少し上るだけで木が少なくなる。



街を見下ろすと靄がかかっていた。運がよければ雲海も見れるという。私が泊まる3日前にも発生したらしい。しかしこの日は、靄はかかっていたが雲海は出ていなかった。残念ではあるが、早朝の少し寒いくらいの空気の中、このような景色を見れるのはそれだけでもうれしい。



斜度は10%ぐらいある。振り返るとぐねぐねに曲がった道が見える。



頂上まで登ってきた。あぁ、とてもさわやかな気分だ。
このあと上ってきた道を引き返し、旅館に戻って朝風呂を楽しんだ。



朝食はうれしい和食だった。サラダと漬け物はバイキング方式になっている。ちなみに鍋の中はベーコンでした。



朝食のあと部屋に戻って1時間ぐらい寝た。そして、あか牛丼で有名ないまきん食堂へ行った。
昨日の夕飯で食べたあか牛の焼肉、確かにおいしかったが、このいまきん食堂のあか牛丼を食べて確信に変わった。
これは赤身が好きな人におすすめできるお肉です。赤身だけど柔らかい。しかし、確かな歯ごたえもある。そして旨味もある。そして、値段が安い。このどんぶりで1200円で、おにぎりは120円だった。昨日の焼肉は3000円ちょうど。



おそらくこれがあか牛なのかな?阿蘇山へ上る道にいました。この子も食べられるのでしょう。ごちそうさまです!



あか牛丼を食べたあとは、阿蘇山へ走りに行きました。



しばらくは杉の中を走る。



こんな標識もここならではな感じです。実際に道路に出てる牛や馬を見かけることはなかったです。柵のあたりにいる牛はいましたが、ここから出られないことが分かっているのか、じっとしていました。



水たまりの中でぼーっとしている牛。気持ちいいのか、ずっとここから動こうとはしなかった。



最初は勾配も緩く、これはもしかしたら余裕ではないのかと思っていたが、やがて10%ほどのきつい坂道に。



宿を出て2時間で頂上に着きました。
空気は冷たく爽やかで心地よい。眼下に広がる街がとても小さく映る。阿蘇山を上ったという達成感を増幅させてくれる。うれしいし景色もきれいだし、空気もおいしい。こんなにうれしい事ってあるかなと、しばらくベンチに座ったまま、半ば放心状態になっていた。



おもしろい形をした山が見えます。



反対側は火口が見えます。今も火山活動は活発で、白い煙が上っています。
時々あの温泉のような臭いも風に乗って飛んできます。



草むらの中で休んでいる猫。こんなところにも猫がいるのか・・・。



できるだけ火口に近づいてみようと思いました。



火口近くにはこのような昭和臭漂うレストランと、写真左側に火口へ行くロープウェー乗り場があります。私が訪れたときは規制でここから先へは行けなかったので、ロープウェーもお休み。
地元の人が言うには、ここはいつも規制がかかっている。これが当たり前なんだそうだ。だから、ロープウェーで火口まで行くことは滅多にできないと言っていた。



道路の隅に何か溜まっているなと思ったら灰だった。なるほど、これが灰か。火山灰なんてそう滅多に見ることはないもんなぁ。ほかの観光客はあまり気にしてないみたいだったけど、自分はしばらく触ったり突っついたりして感触を確かめた。とても細かい粒で、サラサラしていた。



火口の方を見る。今まで見てきた緑色の大地とは違う。茶色でゴツゴツした荒々しい風景が広がる。



上りは北から上っていったが、下りは引き返さずに南側へと下る。



少し下れば緑色の世界に戻る。



舗装が悪いところも多く、制限速度は30キロ。所々40キロ出せるところがある。



南側のルートもなかなか険しいようだ。つづら折れの道が続く。



麓の村まで降りてきました。田植えの時期なので、どの田んぼも水が張ってあります。



やってきたのは日本一長い駅名でおなじみの「南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅。



無人駅だがかわいらしくも立派な駅舎が建っている。



中は無人の図書館になっている。



駅のホームからの景色。どこを見ても田んぼ。今は田植えの時期だから苗も小さいけど、7月ぐらいになるともっと青々とした田んぼが見れるに違いない。田んぼ好きにはたまらない景色だ。

宿に戻り、温泉に入って疲れと汗を落とす。
そして、今日の夕飯は何にしようかとパンフレットを見て悩む。ここに来てからあか牛に関する料理ばかりなので、たまには違うものも食べたいなと思い、もつ鍋屋に行くことに。空席があるかどうか電話したら満席だと言われた。
仕方ないのでほかに行きたい店を探していると・・・・やはりあか牛を使った料理を出しているお店に行くことになった。



お邪魔したのは炉里庵という洋食のお店。
まずはメインの料理が出てくるまでのおつまみとして、燻製ウインナーを頼む。1人前で8本も出てきた。ボリュームが多い。
基本的に地方に行くと食べ物も安いし量が多くなる気がする。うちの地元でもそうだ。



しばらくしてやってきたのがあか牛のハンバーグ定食。こちらも相当なボリュームだ。



写真では分かりにくいが、中がレアだ。レアのハンバーグを食べたのは初めてだ。味は言うまでもなくおいしい。やっぱりミンチにしても赤身の旨味がたっぷり詰まっている。
私は満腹になってホテルへ戻った。

2016年5月6日金曜日

九州横断ツーリング 出発と1日目

※この記事はtumblrに書いたものを加筆、訂正の上、当ブログに移したものになります。

ある日、自転車でどこかへ行きたいなと思い、阿蘇へ行くことにした。今の季節ならとても気持ちいいだろう。そう思った。


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旅の始まりは松山観光港から。ここから小倉へ行くフェリーに乗る。
自転車は車両扱いなので、古いターミナルでの受け付けになる。
トラックのドライバーがやってきては、窓口のお姉さんと話をしていた。みんな顔なじみなのだろう。そんな感じの会話だった。
それにしても、フェリーの衰退っぷりはひどい。
松山から出る大型のフェリーは、小倉行きしか残っていない。写真の航路図が寂しい。


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21時になると係員に案内され、フェリーに自転車を積み込む。部屋は2等寝台で、2段ベッドになっている。
部屋で荷物の整理をしていると、あとから入ってきたおじさんに、自転車で旅をしているのかと聞かれる。
自転車は車両甲板においてきたはずなのになぜ分かるのかと思っていたら、
ターミナルでぼくが自転車を積み込むのをたまたま見ていたらしい。
フェリーは朝5時に小倉に着く。朝が早いので、おじさんと少し話してベッドに入る。


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早朝5時。フェリーは定刻通り、小倉港に到着した。
このフェリーでは朝7時まで船内で休憩できるのだが、自転車を含め、
車両は一旦船から降ろしてからの休憩になるので面倒だし、
盗まれても困る。だから船内で休憩せずに、近くを走ることにした。



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工場の煙突が北九州らしさを醸し出す。
とりあえず関門海峡へ向けて走ることにした。


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逆光で分かりにくいが、煉瓦造りの立派な建物がある。


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しばらく行くと道路は高台を走っていた。見下ろすと海峡を挟んで下関の街が見えた。


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九州鉄道記念館があったが、早朝6時に開いているわけがない。
しかし、入口から電車を撮影することができた。


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和布刈神社に到着。和布刈と書いてめかりと読む。一発で読むのは無理だ。


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神社は小さいが、なかなか歴史のありそうな雰囲気だった。


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神社の近くから関門大橋が見える。
しばらく休憩して小倉駅に引き返そうと思ったが、
そこまで行かなくても門司港駅が近くにある。だからそこから輪行することにした。


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九州の鉄道の起点、門司港駅に着いたが、駅舎は工事中で残念な姿になっていた。
ここで自転車を分解して、輪行袋に入れた。そして、熊本までの切符を買った。


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木造の屋根に古い電車。雰囲気がいい。


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小倉から新幹線に乗り換えて熊本までやってきた。
真っ白な駅舎はいつ見てもおしゃれですばらしい。
私はここで自転車を組み立て、阿蘇に向かうことにした。


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阿蘇に向かう前に、最近熊本電鉄でデビューした、元東京メトロ01系が気になったので北熊本へ来た。
しかし、走っていたのは青ガエルだった。翌日だったか、旅館のテレビで、
熊本電鉄で新型車両がデビューと言っていたので、
もしかしたら写真を撮った日はデビュー前日だったのかもしれない。


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熊本から阿蘇まではたいして距離はない。


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しばらく走ってお隣の菊陽町に入る。道路は道幅も広く走りやすい。ずっと地方都市にありがちな光景が続く。


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いかにも地方都市の郊外という風景。


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次第に建物も少なくなり始めて・・・


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ついに阿蘇の外輪山が見えてきました。この時点でかなりテンションが上がってました。


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傾斜もそれほどきつくなく、山に入っても道路は上下2車線ずつのまま。広くて走りやすい。


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阿蘇へ続く道を走っていて気づいたのは、アップダウンを繰り返しながら上っているということ。
地形がうねっているのだ。
こういう道は松山で育った自分には珍しく感じる。四国の道路は一気に上って一気に下るところが多い。


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13時頃、阿蘇市に入った。


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赤水駅付近で国道57号と分かれ、ミルクロードを目指す。


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田植えをしたばかりの田んぼが広がる。のどかな風景が広がり、気分が高揚する。


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そんな大げさな・・・と思ったのだが、2日目に積もった灰を見ることになる。


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10パーセントほどのきつい傾斜が続く。ちょっと上ると、このように木の生えてない風景が広がる。


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休憩しようと立ち止まり、ふと街の方角を見るとこの景色。つづら折れの道に田んぼ、
そして山。自分の好きな風景がこれでもかと言うほど詰め込まれた景色がそこには広がっていた。
思わずため息が漏れる。


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きつい坂道を走ってミルクロードに合流する。しかし、この先もまだまだきつい坂道が続く。
ちなみにミルクロードは名前の通り、牧場の多いところを走る。


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このまま天国にでもつながっていそうな階段があった。


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この何気ない石畳の道は、肥後と豊後を結ぶ重要な街道だったそうだ。
江戸時代に入り、参勤交代制度ができると、多くの人たちが行き交ったそうな・・・。
今はひっそりと佇むだけ。


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8パーセントほどの坂道がずっと続く。


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緑一色の草原に青空。こんなに美しい景色を見れるなんて幸せ者かもしれない。


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ミルクロードの途中から分岐する、ラピュタの道という道路がある。
俗っぽい名前だが、ここから見る景色は有名で、見ての通り観光客の車がたくさん止まっている。
私が訪れたとき、ラピュタの道は車やバイクは通行止めだった。
※追記 2016年5月6日現在、熊本地震の影響でラピュタの道は崩落しています


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ラピュタの道から撮影。かなり高いところまで上ってきたんだな。


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ボコボコとうねってる草原。地球というのがひとつの意志を持った生命体に感じられる。


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ミルクロードの終点付近にあるレストランにある売店でソフトクリームを買った。
このお店にたどり着き、お店のおばちゃんの顔を見た瞬間にしんどかった~と声が漏れた。
私はおばちゃんと話しながら、うまいうまいとソフトクリームを食べた。


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きつい山道を上り、苦労してみる景色、そしてソフトクリーム。最高のひととき。


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売店のおばちゃんが言うには、ここから先は下りだから楽だとのこと。
おばちゃんの言うとおり、下り坂が続く。


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上り坂はあんなにしんどくて時間がかかったのに、あっという間に下って内牧温泉に入った。
宿はこの内牧温泉にある。


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宿は蘇山郷という温泉旅館。ここは従業員に自転車をやってる人がいて、
私のように自転車で旅をしている人に理解のある宿で、
なおかつ一人からでも泊まれるという親切なところなのだ。


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与謝野晶子夫妻も泊まったと言われる歴史のある宿である。


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部屋は6畳の和室。シンプルだけど、一人旅には十分だ。古いながらも洗面台やトイレなど、
水回りはリニューアルされ、清潔に保たれていた。
チェックインの際に、その自転車をやっている従業員さんから
おすすめのサイクリングコースなどを教えていただいた。
その際に、熊本から57号を走ってここまで来たと言ったらびっくりされ、
あの道は走りにくかったでしょうと言われた。
従業員さん曰く、交通量が多いから走りにくいとのことだったが、
道路も阿蘇市の手前までは上下2車線だし、走りやすかったというのがぼくの印象。
さて、疲れた体には温泉と言うことで、この宿には貸し切り風呂が2種類ある。
一人でも借りれるので、早速借りることにした。


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風呂上がりには、宿の売店で見つけた飲むヨーグルトを飲んだ。これは飲んでびっくりした。
普通の飲むヨーグルトではない。とても濃厚な味ととろみがある。
あとでフロントの人に聞いたら、近くの酪農家さんが作ってるんだけど、
その酪農家さんは数々の賞を受賞してるすごい酪農家さんだそうで、
この飲むヨーグルト自体も受賞したことがあるとのこと。
ちなみに1本250円とかなり高いけど、飲む価値はあります。
さて、温泉でさっぱりしたら今度は空腹を満たさなければなりません。
フロントでもらった内牧温泉のパンフレットを見つつ、どこにしようか考えます。


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やってきたのはとある焼肉屋さん。地元で育ててるあか牛という牛を出している。
一人で焼肉を食べたのは初めてだったけど、一人焼肉もなかなか悪くない。


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熊本と言えば馬刺しなので、馬刺しも頼んだ。薬味はニンニクが一番合うような気がした。


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最後に丸腸をいただいて終わり。
お肉も柔らかくて脂もうまみがあっておいしかったです。
宿に戻って、今度は大浴場に入りました。