タイ一人旅 1日目

※2015年1月の旅行で、加筆、訂正の上、tumblrより移転

仕事を休職してるのでどこか行こうと思い、タイへ行くことにしました。

英語も通じにくいしタイ語は分からないので不安ですが、東南アジアは一度は行ってみたかったところです。

大きな目的としては、線路上にある市場で有名なメークロン市場と、
戦場にかける橋のモデルになったクウェー川鉄橋を見ることです。
クウェー川は、日本語表記では「クワイ川」と書かれてることが多いですが、
タイ語の発音では「クウエー」の方が近い気がするのでそのように表記します。

地元の松山からまずは名古屋のセントレアまで、プロペラ機で移動します。

しばらく見ることはできない地元の景色。

朝日が山の稜線を照らしてきれいでした。しみじみします。

1時間ほどでセントレアに到着。でかい!!こういう風景はお正月などの出国ラッシュのニュースでよく見ますね。ついに自分も出国してしまうわけです。戻るなら今のうちです。

ぼくは松山空港で荷物を預けたので、そのまま出国審査に向かいます。

すごい人の数。日曜だから日本で遊んだ人たちが国に帰るのでしょうか。

出国審査も終わり、搭乗ゲートへ。

ここならまだ引き返せそうです。飛行機に乗ってしまえばもう戻れません。
いよいよだなと思いながら、搭乗開始時間まで待ちます。

飛行機は定刻通り、11時ちょうどに出発し、離陸しました。

B777-300に乗ったのはこれが初めてです。乗り慣れたB777-200に比べて
主翼がかなりでかい気がします。

離陸して1時間ほど、シートベルトのサインが消えると機内食が配られました。

私が利用したのはタイ国際航空なので、当然乗務員はタイ人です。タイ訛りの強い英語で話しかけられました。私はフィッシュを選びました。鮭のソテーのあんかけとごはん。パンとそばという、
なんだかいろいろ混ざりすぎな気がする機内食です。
ちなみに写真ではわかりにくいですが、ホタテも入ってます。これが人生初機内食でした。

エコノミーは国内線と変わらないシートピッチで、身長174センチのぼくにはかなり窮屈でした。

困ったのはトイレに行くときに、いちいち隣の二人にどいてもらわないといけないこと。
これをタイに到着するまでの6時間に2回繰り返しました。申し訳ない気持ちになります。
それにしても、隣の二人は6時間のうち一度もトイレに行かなかったのですが、
どれだけ膀胱がでかいのかと思います。

フラップをフルに下ろして着陸態勢に。眼下に広がる景色はもうバンコクの町並みなのです・・・。

飛行機は定刻の15時50分に、タイのスワンナブーム国際空港に到着。ちなみに時差は日本より2時間遅れです。

ソウルの金浦空港はキムチ臭かったですが、ここスワンナブーム国際空港はスパイシーな匂いがします。1時間以上列に並んで入国審査を済ませ、両替をしてターミナルへ出ました。
たくさんの人たちが名前が書かれたカードを持って待っています。ぼくはそういったツアーを利用せず、個人で旅行してるので関係ありません。

ほとんどの人たちがそういったツアーか、あるいはバスやタクシーで市内へ向かうのか、
ぼくのように鉄道を利用する人は少なかったです。

スワンナブーム国際空港にはエアポートレールリンクという鉄道がバンコク中心部を結んでいます。列車は特急と普通があるのですが、特急はしばらく運休してるようでした。

切符は券売機で購入します。目的地の駅を押してお金を入れると、プラスチック製のコインが出てきます。
それが切符です。それをSuicaのようにセンサーにタッチ。するとゲートが開きます。
ゲートはすぐ閉まるので素早く通過。

スワンナブーム国際空港駅はホームドアがあったし、出発間際で駅員に急かされたので写真が撮れず。
終点のPhaya Thai(パヤー・タイ)駅で撮影してびっくり。札幌の雪ミクのラッピングがしてある電車でした。

Phaya Thai駅でBTS(高架鉄道)に乗り換えてホテルへ向かいます。

BTSの駅のホームはホームドアがあります。広告用のモニターが付いているのがおもしろいです。

思ってたより駅がきれいです。BTSではホームや車内では飲食禁止なので、綺麗なのは当然か・・・。

ホテルの最寄り駅、Chit Lom(チットロム)駅に到着しました。駅からホテルまではBTSの真下の連絡橋を歩くだけ。

見た目は古そうですが・・・

中はとても広くてきれいでした。ちょっと一人旅には贅沢すぎたかな・・・。

旅行会社で申し込むときに、一人旅だから贅沢すぎず、かと言って安宿はちょっと抵抗があると言ったら
このホテルをおすすめされました。一人ではちょっともてあます広さです。いや、これでいいんですけどね。

入国審査に1時間以上かかり、ホテルまでの移動に40分ぐらいとお腹が減ったので、
BTSの1日乗車券を買ってぶらぶらすることに。

この1day passは130バーツ(約390円)ととてもお得ですが、BTSの初乗りは15バーツ、遠くまで乗っても40バーツほど
なので、それほど乗らないのなら必要ないと言える価格。

やってきたのはVictory Monument駅。1940年に起こったフランス領インドシナとの国境紛争で亡くなった
兵士や警察官を慰霊するために建てられたもの。現在は路線バスが発着するターミナル的な存在になっている。

腹が減ってると言ったが、まずは明日行くメークロン市場へ向かう
ロットゥー(ミニバス)の乗り場を調べておきたかった。
メークロンへ向かうロットゥーはこのロータリー周辺にあるらしいのだが、1周しても見つからず。腹が減って仕方ないので、ホテルの最寄り駅のChit Lom駅へ戻る。

ここも繁華街で夜になれば屋台が出て大変賑わう。飲食店も多い。目的のお店は行列ができるほどの人気店だったので、その近くにあった比較的空いてる飲食店に入った。

頼んだのは牛肉とカニの身が入ったラーメンのようなもの。沈んでいて見えないが、
ぷりぷりのエビのワンタンが2個入っていた。麺は米麺で、お肉のだしがよく出ていておいしかった。
これで50バーツ(約150円)だから安い。

ホテルへの帰りに見つけた屋台。これは著作権などは大丈夫なのだろうか・・・。

バンコクは鉄道が発達してない代わりに路線バスがたくさん走っている。写真のバスは通称赤バスと呼ばれ、
エアコンは付いていない。その代わりに運賃も安い。タイではエアコンの有無で料金が変わる。

と、こんな感じで1日目が終わった。明日は線路の上にある市場でおなじみのメークロン市場へ向かいます。